【2026年最新版】福岡市の子育て支援制度7つをママ目線で解説
福岡市在住で、令和8年に出産予定のharuです。
実は福岡市には、出産前から子どもが成長するまで、ママの不安や家計の負担を支えてくれる制度がたくさんあることがわかりました。
医療費や保育料の助成、日々の生活で使えるサービスなど、知っているだけで子育てがぐっとラクになるものばかりです。
この記事では、福岡市の子育て支援制度をママ目線でわかりやすくまとめました。
役立つところからチェックしてみてくださいね。
福岡市が掲げる「ユニバーサル都市・福岡」
「ユニバーサル都市・福岡」とは、ユニバーサルデザインの考え方を基盤に、誰もが思いやりを持ち、すべての人にとってやさしいまちを目指すものです。
福岡市は、誰にとってもやさしい都市の実現に向け、全庁一体となってさまざまな施策を推進しています。
子育て世代へ福岡市の取り組み
福岡市が行う子育て世代への取り組みをまとめました。
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ベビーカーでも移動しやすいよう、段差解消やエレベーター設置、分かりやすい案内表示などの環境整備
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「赤ちゃんの駅」や子どもプラザなど、授乳・おむつ替えや親子で安心して過ごせる施設の充実
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子ども向け副読本や動画・漫画を活用し、思いやりやユニバーサルデザインを学べる取り組み
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外国人家庭にも配慮した多言語対応や、誰にでも分かりやすい情報発信
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市民や専門家と連携し、子育て世代の声を取り入れたまちづくりの推進
今までも、これからも私たち子育て世代に住みやすい福岡市です。
福岡市の子育て支援制度7つ
具体的な制度も経済的な負担も抑えやすく、安心して子育てができる環境が福岡市では整っています。
福岡市の7つの支援制度を、申請方法や上手な活用ポイントとあわせて、ママ目線でわかりやすくご紹介します。
1.出産育児一時金
出産時は、1児につき50万円が支給されます。
多胎児の場合は人数分支給され、出産費用が支給額を下回った場合は、その差額が後日支給されます。
詳しくはこちらをご覧ください。
2.子育て世帯を支える「児童手当」
児童手当は、子育てにかかる家計の負担を減らすための支援制度です。
支給額の目安
| 3歳未満 | 3歳~高校生(年代) | |
| 第1子・第2子 | 15,000円 | 10,000円 |
| 第3子以降 | 30,000円 | 30,000円 |
※「第3子以降」とは、22歳になる年度の3月末まで養育している子(大学生年代を含む)を含めて数えたうえで、3人目以降にあたる、18歳になる年度の3月末まで養育している子を指します。
申請方法
気になる申請方法と必要なものを見てみましょう。
- 申請期限:出生日の翌日から15日以内
- 申請場所:お住まいの区役所
必要なもの
- マイナンバーカード
- 振込先の通帳
申請期限が出生日の15日以内なので、出産のバタバタで忘れないように。
支給スケジュール
支給スケジュールは、年3回(6月・10月・2月)にまとめて振り込みされます。
また、前月分までが支給対象です。
3.子ども医療費助成制度
子どもは、何かと病気になりがちで医療機関や薬局の利用が多いですよね。
令和6年から高校生世代まで拡大されました!
福岡市の子ども医療費の助成金の内容をみてみましょう。
対象年齢と自己負担額の一覧表
| 区分 | 対象年齢区分 | 自己負担額 |
| 通院 | 3歳未満 | 自己負担なし |
| 通院 | 3歳以上高校世代まで | 1ヶ月500円まで(1医療機関あたり) |
| 入院 | 高校世代まで | 自己負担なし |
| 薬局での自己負担 | 高校生代まで | 自己負担なし |
薬局で子どものお薬を購入する場合も、負担がないのは嬉しいですね。
助成を受ける方法
大切な助成を受け取る方法を確認しましょう。
助成を受ける時は、「健康保健を証明できるも(マイナンバーカードなど)」と「子ども医療証」を提示します。
病院・薬局等の窓口で提示すると、その場で自己負担が軽減されます。
県外で医療を受ける場合
旅行先などで、子供が熱を出して医療機関を受ける場合でも適応できます。
その場合は、いったん医療機関窓口で医療費を支払、後日、払い戻しができます。
医療の払い戻し方法はこちら>>
4.ふくおか子育て応援パスポート
18歳未満の子どもがいる家庭を対象に、買い物や外食などで割引やサービスが受けられる支援制度です。
スマートフォンアプリを無料でダウンロードすれば、福岡県内約7,000か所の協賛店舗で利用できます。
お店によって、購入金額の割引や子どもメニューのサービス、観光施設の入場料割引など、うれしい特典が用意されています。
妊娠中の方も利用でき、マタニティ向けの特典があるのも魅力です。
- お菓子や粗品のプレゼント
- ポイントサービス
- 商品・サービスの割引
アプリには授乳室やおむつ替えスペースを探せる機能もあり、お出かけの心強い味方になります。
また、全国の子育て支援パスポートと連携しているため、旅行先でも特典を受けられます。
登録は書類不要で、アプリに必要事項を入力するだけですぐに使い始められます。
参照元:「子育て応援の店」
妊娠中からアプリのダウンロードしました。
5.幼児教育・保育の無償化
子育て世帯の負担を軽くするため、年齢や世帯状況に応じて保育料が無償になる制度です。
対象となる子ども
- 3歳~5歳:すべての児童
- 0歳~2歳:住民税非課税世帯の児童
無償になる施設
- 認可保育所
- 認定こども園
- 幼稚園 など
認可外保育施設を利用する場合
- 3~5歳児:月額37,000円まで無償
- 0~2歳児(住民税非課税世帯):月額42,000円まで無償
預かり保育について
- 「保育の必要性」の認定を受けた場合
- 月額11,300円まで無償
申請について
- 申請先:原則 区役所(施設により異なる場合あり)
- 主な必要書類「施設等利用給付認定申請書」「就労証明書など、保育の必要性を証明する書類」
注意点
- 給食費(副食費)は 原則自己負担
- ただし、年収360万円未満相当世帯や第3子以降は副食費が免除されます
参照元:ふくおか子ども情報「幼児教育・保育の無償化について」
保育施設を給食費だけで通わせられるなんて助かる制度です。
6.児童扶養手当
こちらは、ひとり親家庭などの生活を支えるための、経済的な支援制度です。
支給額の目安(所得により変動)
- 児童1人:月額 43,070円~10,160円
- 児童2人目:月額 10,170円~5,090円 を加算
- 児童3人目以降:1人につき 6,100円~3,050円 を加算
※受給者本人の前年所得に応じて、支給額が決まります。
支給時期
- 年6回(奇数月)に支給
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前月分までがまとめて振り込まれます
注意点
- 収入が増えた場合や再婚などで条件が変わった場合は、早めに届出が必要
- 毎年8月に現況届の提出が必須
→ 提出しないと、手当が停止されることがあります。
参照元:イクハク「児童扶養手当」
7.給食の無料化
2025年の8月から、福岡市立の小学校・中学校の給食費が無償化になりました。
月に1人4,000円〜5,000円ほどの給食費が浮くとなると、お出かけ費当てたり、教育費に積み立てたり、、少しでも生活が潤いそうです。
参照元:福岡市「給食費について」
高市政権の「物価高対応子育て応援手当」
子育て応援手当は、物価高で増えがちな家計の負担を少しでも軽くするために、国が実施する支援制度です。
18歳までの子ども1人につき2万円が支給され、児童手当とは別に受け取れる臨時の給付金となっています。
気になる支給日は?
各自治体とも遅くとも3月~4月には支給する方向で準備を進めているようです。
福岡市での給付日が決定されましたら、こちらを更新しますね。
給付金の受け取り方法
受け取る方法は、児童手当を受け取っている銀行口座に振り込まれますので、申請や登録などの手間はなさそうです。
一時的とはいえ、嬉しい給付金ですね。これからも高市政権に期待です。
まとめ
福岡市は、「ユニバーサル都市・福岡」の考え方のもと、子育て世代が安心して暮らせる環境づくりを着実に進めています。
出産・医療・教育・日常生活まで切れ目なく支える制度が整っており、経済的な負担を抑えながら子育てができるのは大きな魅力です。
制度は「知っているかどうか」で、家計や心の余裕に大きな差が出ます。
ぜひご家庭に合った支援を上手に活用しながら、福岡市での子育てを少しでもラクに、楽しくしていきましょう。

