ふくおか型長期優良住宅ローン制度とは?子育て世帯が知っておきたいメリットや利用条件をわかりやすく解説
「福岡でマイホームは欲しいけれど、住宅ローンの返済が不安…」
「子どもの教育費もあるし、できるだけ家計に負担をかけたくない。」
そんな子育て中のママにぜひ知ってほしいのが、「ふくおか型長期優良住宅ローン制度」です。
この制度は、福岡県が提携する金融機関と連携し、一定の条件を満たした住宅を建てる人が住宅ローンの金利優遇を受けられる制度です。
住宅ローンは35年前後返済する方が多いため、金利が少し違うだけでも、将来的には数十万円から数百万円の差になることもあります。
今回は、子育て世帯にも人気が高まっている「ふくおか型長期優良住宅ローン制度」について、できるだけ分かりやすくご紹介します。
ふくおか型長期優良住宅ローン制度とは?

ふくおか型長期優良住宅ローン制度とは、
福岡県と提携金融機関が協力して、質の高い住宅づくりを応援する制度
です。
対象となる住宅を建てることで、提携している銀行や信用金庫などで住宅ローンの金利優遇を受けられる可能性があります。
住宅は一生に一度の大きな買い物。
だからこそ、「長く安心して住める家を建ててほしい」という福岡県の思いから、この制度がスタートしました。
家を建てるだけではなく、将来まで安心して暮らせる住まいづくりをサポートしてくれる制度と考えると分かりやすいと思います。
長期優良住宅との違いは?

「長期優良住宅」という言葉は聞いたことがあっても、「ふくおか型」と何が違うのか分からない方も多いと思います。
一般的な長期優良住宅は、国が定めた基準を満たした住宅です。
例えば、
- 耐震性能が高い
- 断熱性能が高い
- メンテナンスしやすい
- 長く住み続けられる
といった条件をクリアすると認定を受けられます。
ふくおか型長期優良住宅ってどんな家?
「ふくおか型長期優良住宅」とは、国が定める長期優良住宅の基準に加えて、福岡県ならではの基準を満たした住宅のことです。
条件は3つです。
- 福岡県産の木材を10立方メートル以上使用すること。
- 県産木材証明書を金融機関へ提出すること。
- 国の長期優良住宅に加えて、福岡県独自の性能基準を1つ以上満たすこと
③の福岡県独自の性能基準の例
「福岡県独自の性能基準を1つ以上満たすこと」とは、次のような基準の中から、1つ以上を満たす必要があります。
- 地震に強い家(耐震等級3・免震構造など)
- 将来も安心して暮らせるバリアフリー設計
- 子どもの成長に合わせて間取りを変更しやすい設計
- 三世代で暮らしやすい広さや間取り
- 防犯性を高めた安心・安全な住まい
子育て世帯に人気の理由

最近では小さなお子さんがいる家庭を中心に、長期優良住宅を選ぶ人が増えています。
その理由は、家計にも暮らしにもメリットが多いからです。
毎月の住宅ローンを抑えられる
住宅ローンの金利が少し下がるだけでも、毎月の返済額は変わります。
例えば月に数千円でも安くなれば、
- 子どもの習い事
- 学用品
- 家族のお出かけ
- 将来の教育費
などに回せます。
35年間では大きな節約につながることもあります。
光熱費を節約しやすい
長期優良住宅は断熱性能が高いため、
- 夏は涼しく
- 冬は暖かい
という特徴があります。
福岡は夏の暑さが厳しい地域ですが、エアコンの効きが良くなるため、電気代の節約にもつながります。
毎月の固定費を少しでも減らしたい子育て家庭には、とても嬉しいポイントです。
長く安心して暮らせる
子どもが成長すると、「この家でずっと暮らしたい」と考える家庭も多いですよね。
長期優良住宅は、耐震性や耐久性にも優れているため、何十年先まで安心して住み続けられる家づくりができます。
将来、大きなリフォーム費用がかかりにくい点も魅力です。
資産価値を維持しやすい
万が一、将来住み替えをする場合でも、長期優良住宅は評価されやすい傾向があります。
「認定住宅」という安心感があるため、中古住宅として売却するときにもプラスになる可能性があります。
子育てが終わった後のライフプランまで考えると、大きなメリットと言えるでしょう。
利用できる金融機関は?福岡県内には多くの銀行が参加
「ふくおか型長期優良住宅ローン制度」は、福岡県内のさまざまな金融機関が参加しています。
代表的な金融機関は次のとおりです。
| 金融機関 | 種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 福岡銀行 | 地方銀行 | 福岡県内最大級の店舗数。住宅ローンの相談がしやすい。 |
| 西日本シティ銀行 | 地方銀行 | ふくおか型長期優良住宅ローン制度に対応。地域密着型。 |
| 筑邦銀行 | 地方銀行 | 筑後エリアを中心に展開。 |
| 北九州銀行 | 地方銀行 | 北九州エリアを中心に住宅ローンを取り扱い。 |
| 福岡中央銀行 | 地方銀行 | 福岡市を中心に営業する地方銀行。 |
| 九州労働金庫(九州ろうきん) | 労働金庫 | 子育て世帯にも人気。保証内容が充実。 |
| 福岡信用金庫 | 信用金庫 | 地域密着型で相談しやすい。 |
| 福岡ひびき信用金庫 | 信用金庫 | 北九州・筑豊エリアに強い。 |
| 大川信用金庫 | 信用金庫 | 地域密着の住宅ローンを提供。 |
| 遠賀信用金庫 | 信用金庫 | 遠賀・北九州地域で利用しやすい。 |
| 大牟田柳川信用金庫 | 信用金庫 | 筑後南部エリアを中心に展開。 |
| 筑後信用金庫 | 信用金庫 | 筑後地区の住宅ローン相談に対応。 |
| 飯塚信用金庫 | 信用金庫 | 筑豊エリアを中心に営業。 |
| 田川信用金庫 | 信用金庫 | 田川地域に密着した金融機関。 |
| JAグループ福岡(県内各JA) | JAバンク | 各JAでも制度対応。地域によって取扱内容が異なる。 |
※提携金融機関や優遇内容は変更される場合があります。最新情報は福岡県や各金融機関のホームページで確認しましょう。
金利優遇を受けるまでの流れ

「制度は良さそうだけど、どうやって利用するの?」と思う方も多いですよね。
基本的な流れはそれほど難しくありません。
① ハウスメーカーや工務店へ相談する
まずは、ふくおか型長期優良住宅に対応している住宅会社へ相談しましょう。
施工実績が豊富な会社なら、認定申請までサポートしてくれることがほとんどです。
住宅会社選びは制度を活用する第一歩になります。
② 長期優良住宅の認定を受ける
住宅の設計が決まったら、長期優良住宅として認定を受けます。
さらに、福岡県の基準も満たすことで「ふくおか型長期優良住宅」の対象になります。
申請は住宅会社が代行してくれるケースが多いため、子育てママが難しい手続きをする必要はほとんどありません。
③ 提携金融機関へ住宅ローンを申し込む
認定を受けたら、提携している銀行で住宅ローンを申し込みます。
銀行によって
- 金利優遇の内容
- 保証料
- 団体信用生命保険(団信)
などが異なるため、2〜3社比較するのがおすすめです。

利用する前に知っておきたい注意点
メリットの多い制度ですが、事前に知っておきたいポイントもあります。
建築費が少し高くなることも
長期優良住宅は、高い耐震性や断熱性能が求められるため、一般的な住宅より建築費が高くなる場合があります。
ただし、
- 光熱費の節約
- 税金の優遇
- 住宅ローンの金利優遇
- メンテナンス費用の削減
などを考えると、長い目で見ると家計にやさしいケースも多くあります。
銀行によって優遇内容が違う
同じ制度でも、
- 金利
- 保証料
- 団信
- 事務手数料
は銀行ごとに異なります。
「金利が一番低いから」という理由だけで決めるのではなく、総支払額で比較することが大切です。
制度内容は変更されることがある
住宅ローンのキャンペーンや優遇内容は毎年変わることがあります。
家づくりを始めたら、最新情報を銀行や住宅会社に確認しておくと安心です。
まとめ

ふくおか型長期優良住宅ローン制度は、福岡県でマイホームを建てる子育て世帯にぜひ知ってほしい制度です。
住宅ローンの金利優遇だけでなく、
- 長期優良住宅の税制優遇
- 住宅ローン控除
- 光熱費の節約
- 将来の資産価値の維持
など、たくさんのメリットがあります。
一方で、金融機関によって優遇内容は異なるため、福岡銀行・西日本シティ銀行・九州ろうきん・信用金庫・JAバンクなど複数の金融機関を比較することが大切です。
住宅は何十年も暮らす大切な場所だからこそ、家の性能だけでなく、住宅ローンの制度もしっかり比較して選びましょう。
家計にゆとりを持ちながら、家族みんなが安心して暮らせるマイホームづくりにつながります。

