産婦人科に初診を受けに行った時、私の生理の周期から翌日か、翌月の第2週目に来院してほしいと言われました。
妊活は、生理周期で行動が決まるんだなぁと、早速実感。
早いほうがいいかなぁと、予定をずらし翌日にカウンセリングに行ってきました!
40代の妊活 カウンセリングは看護師さん

病院2回目となると、初日よりは緊張が少なく気軽な気持ちで向かいました。
番号で呼ばれ、昨日の診察室とは違う「相談室」という個室へ案内されました。
そして、一人の看護師さんに自己紹介され、カウンセリングがスタートします。

体外受精の説明
「体外受精を希望されてますが、人工授精などはしなくても大丈夫ですか?」
人工授精とは、男性の精子を女性の子宮内に直接注入する治療法です。
私は、より確実な方法でスピードよく妊娠したいと思っていたので、「体外受精で!」と迷いなくお答えしました。
なぜなら、体内受精の妊娠確率は5~20%、体外受精の妊娠確率は20~40%程度だからです。
体外受精の妊娠確率 | 体外受精の妊娠確率は20~40%程度 |
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妊娠確率 | 20~40%程度 |
受精率 | 70~80%程度 |
体外受精の妊娠成功率 | 年齢とともに低下 |
34歳までの女性の場合 | 胚移植3回目までに80%の方が妊娠 |
40歳以上の女性の場合 | 妊娠までは複数回の胚移植を行うことが予想 |
体外受精と顕微受精の違い

次に「体外受精」と「顕微受精」の違いについて説明していただきました。
体外受精
採取した卵子に、採取した精子を振りかけて、精子の力で受精させます。
- メリット…受精が自然に近い、約40年の歴史がある、費用が安価
- デメリット…顕微授精に比べ受精率が低い、受精しないことがある
顕微受精
より状態のいい卵子と、状態のいい精子を一つずつ選び、人の手で受精させます。
- メリット…受精障害が生じにくく、受精率が良い、
- デメリット…Y染色体に起因する男性不妊が引き継がれる可能性がある、歴史が体外受精より浅い、費用が高価
どちらにするかは私と旦那さんの結果次第で、先生が判断しますとの説明でした。
まれに、顕微受精は人工的だから賛成しない人がいるそうです。
生命の誕生にいろんな意見があるんだなぁと思いました。
私はというと、「もう、受けれる医療技術は全て使ってとりあえず妊娠したい!」という考えです。
もう40代は、何がイヤなんてわがまま言える年齢ではないのと、妊娠する身体という自信がないのです。

40代の体外受精は、3回まで

40代での体外受精、顕微授精は、3回までしかできないので、より良い受精卵を作り子宮に戻す必要があります。
1回卵子を採取して、いくつ受精卵ができるかがキモのようです。
いい状態の受精卵を凍結保存

※画像が悪くてすみません。
卵子と精子が出会って、「受精卵」になります。
その後、順調に成長すると、5日目に胚盤胞期なり、その胚盤胞を、子宮に戻します。
一度の採卵で、いくつも胚盤胞が、できれば1つだけ子宮に戻し、他の胚盤胞は凍結保存します。
胚盤胞が最後の1つになれば、また採卵する
一度の採卵で、いくつ出来て、受精卵がいくつできるかは、やってみないとわかりません。
さらに受精卵が順調に成長してくれて、胚盤胞がいくつできるかでも次のステップが変わるようです。
胚盤胞ができた数 | 着床 | 再度、採卵 |
1つ | 子宮へ戻す | 流れたら採卵 |
2つ | 1つを子宮へ戻して、1つは凍結保存 | 流れたら採卵 |
3つ | 1つを子宮へ戻して、2つを凍結保存 | 流れたら凍結保存から着床へ |
凍結保存をしている数が、残り1つになったタイミングで、再度、採卵するとのことでした。
卵子を採取する方法は3つ

初診で、子宮の内診があり、採卵までの治療がその状態で3つの方法に分けられます。
「Antagoist・PPOS法」、「Short法」、「低刺激法」の3種類です。
Antagoist・PPOS法 | Short法 | 低刺激法 | |
メリット | ・卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が重症化しにくい。
・排卵のコントロールがしやすく、採卵日を調整しやすい。 ・多くの凍結胚が得られ多い場合、1回の採卵で複数の移植が可能。 |
刺激初期の点鼻薬による刺激が期待でき、卵巣刺激の日数を短くできることがある。 | ・経口薬である。
・反応が良い場合はセミマイルド刺激が可能で採卵数を増やすことができる。 ・連続採卵が可能な場合がある。 ・排卵誘発剤の副作用が少ない。 |
デメリット | 予想以上の排卵抑制がかかり、卵子が未成熟となり採取卵子数や受精率が低くなることがある。 | ・発育卵胞数が多い場合はOHSSのリスクが高くなる。
・排卵抑制効果が弱いため、採卵日の調整が難しい。 |
・採卵数が少ない。
・不成功を反復した場合は採卵を繰り返すことになる。 ・採卵日の調整が難しい。 ・排卵してしまうことや採取卵子がないことがある。 |
身体への負担 | 大きくなる可能性がある | 大きくなる可能性がある | 少ない |
費用 | 高価〜定価 | 高価 | 低価 |
適応 | ・若年者 ・AMH高値 |
AMH値が低いが、低刺激方より多くの採取卵子数を期待できる人 | ・40歳以上 ・AMH低値 ・卵巣機能が低下している人 |
私は真ん中の、Short法をしましょうとなりました。
そのため、Short法をされた説明をご紹介します。
Short法はどういうものか
Short法は、生理が来たら排卵を抑える点鼻薬を毎日、1日3回投与します。
卵子を採取する前に、排卵しないようにするためです。
それと同時に、生理が来たら病院へ電話して、3日以内に来院しないといけません。
それは、卵巣にどのくらい卵子ができているかを確認するためです。
早速、生理に振り回される生活の始まりです。泣
来院した後は、排卵日まで毎日、自己注射をします。
この注射は、卵を元気に育てるための薬です。
これは、太めのボールペンみたいな注射で、お腹やお尻など脂肪が多い場所へ、毎日同じ時間に打つのです。
これが一番、不安なのです。
たぶん自分でできない私は、旦那さんにしてもらうことにしました。

まとめ いよいよ40代妊活始動!

病院に行って、2回目でこれからの具体的なスケジュールを聞きました。
今までは、ぼんやりと「赤ちゃん欲しいなぁ」としか思っていなかったのですが、受精卵の成長する画像を見ると、これから命を作るんだなぁと実感。
生半可な気持ちではダメですね、成功しても失敗しても責任を持ち、親の気持ちになって自分の身体と向き合おうと思いながら、帰路につきました。
まだ、進展があり次第、ご報告します!